げんこつぱんだは左きき

音楽と野球と物語と考えたこと

【2018年】今年聴いたアーティストBEST10

 

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ご無沙汰しております

 

年末のごあいさつでお電話させていただきました

 

今年も大変お世話になりました

 

来年もよろしくお願いします。

 

 

っていう形に口が変形するくらい言いました。仕事納めの日。

 

 

2016年からブログ初めて3回目になりました。

年取るの加速度的に早くなってて、今拭いた画面に反射する自分の顔面見るのが怖い。

 

今年も行きましょう。

ランキングスタート

 

 

【10位】SOIL "PIMP" SESSIONS

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おなじみインストジャズバンド。

今年もフェスに出まくっておられます。

 

ジャズなんですけど結構激しいんですよね

 

なんで、しっとり聴きたいなーっていう感じよりも

頑張るで!って感じの時に聴きたいバンド。

 

私は片道20分ほどの通勤電車で小説を読みます。

そこでソイルはいい味出してくれます。

朝しっとりしすぎて眠くなることもなく、

頑張るで!って感じやけどロックほどうるさくなくてリズムはノリノリ

 

朝のお供定番バンドになりました。

 

有働アナよりソイル

 


SOIL & "PIMP" SESSIONS "Suffocation"

 

 

 

【9位】Ed Sheeran

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イギリスのシンガーソングライターです。

 

彼の誕生日は1991年2月17日

私の誕生日は1991年2月18日

 

勝手に親近感を抱いてしまい好きになりました

 

グラミー賞も取ってるハイパーすごい人です。

 

彼最大のヒットソングといえば「Thinking Out Loud」

日本のラジオでもかなりパワープッシュされておりました


Ed Sheeran - Thinking Out Loud [Official Video]

 

とってもあまーいラヴ・ソング

ほんとこの人は声と抑揚が最高なのです。

ちょっとこれは言葉では表現できませんが

すべてを許してくれるような、そんな歌声です。

 

こういう!歌をうたう人が、日本語で歌う人にも出てきてほしい

やはり日本人なので、歌詞や思いは日本人の日本語のほうが共感できる

 

ずーーーーっとやってほしいアーティスト

 

 

【8位】ハンバートハンバート

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素敵夫婦2人組

 

思うんですが、夫婦でずっと一緒に生活して、

仕事も一緒とかすごくないですか

よっぽど仲いいのか割り切っているのか

私はよっぽど仲いいほうにかけてこの人たちの紡ぐうたを聴きたい

 

昔から好きではありましたが、真剣に聴いたのは今年が初めて

NHKでドキュメンタリー見た影響もありました

 

音楽の話をすると、声が2人とも個性的

良成氏は、低くてよく通る声。

ラジオで知らない曲がかかっても、あ!ハンバートハンバートだ!ってわかる声

これ一番歌手にとって大切ちゃうかな

現代のヒットソングは声の個性を機械で潰して、聴きやすくする傾向にある

まぁたぶん声を潰される人というのは実力や個性の足りていない人なんでしょうが

 

遊穂氏は、少女のような透き通った声

何年たっても変わらないのが素敵

良成氏の声と周波数1mmもかぶってないと思われるので、ハモってもお互い埋もれない

いつでも素敵な女性、相手方を想像させてくれます

 

この2人については歌詞がとても好きです

素朴で飾らない

これが本当のオリジナル・ソングなのではないかと思います

「好き」という言葉一つにしても、「好き」という感覚は人それぞれ

「好き」という言葉で筆舌を尽くすにはあまりにも伝わらない

それをちゃんと自分の口から出た言葉で表現している歌詞だと思います

 


Humbert Humbert - Boku no ohisama [Official Music Video]

 

 

【7位】Aimer

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 プロフィール非公開の謎の歌姫

ラジオで流れてきて、これは!と思ったNo.1

 

このひとの歌のパワーはすごい

Salyu聴いたときに匹敵する感覚です

 

とりあえず聴いてみてください


Aimer【LIVE】/ 夏草に君を想う (Hall Tour 2016)

 

 ただここからは文句になりますが、プロデュースの仕方が私好みではありません

商業的成功は収めているので、プロデュースは成功なのかもしれません

有名アーティストとコラボさせたりとか

今流行りの曲を何回も同じような曲調で歌わせたり

商業的成功は完全に彼女の個性を殺しに来ております

上手な人に作曲させて、流行りの曲調にして、上手な演奏家を裏につけて

聴取者は音楽を聴かない人が大半なので、それはそれで売れます

「奇跡の歌声!」とかいう帯のついたCDをタワレコに置き、

誇張されているのかどうかわかんないエピソードをSNSで並び立て

ドラマや映画の主題歌にする

 

Aimerの歌声は好きですが、周りの大人は嫌いです

 

あと「蝶々結び」っていう曲も嫌いです

 

 

【6位】METAFIVE

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YMO高橋幸宏を中心にできたスーパーバンド

ほかの面々も錚錚たる顔ぶれ 

 

とにかくサウンドに圧倒されます!

こんな音楽あるんだ!と

かっこいいと無条件に思う音楽ではないでしょうか

どの楽器も歌もソリッドで立ってる

むちゃくちゃ機会がたくさん使ってる

 

ボーカルのLEO今井はたまにEテレの朝の番組に出てくるので要チェケラ

 

説明不要です

 

んでも面白いのは、こんなにも先進的で尖ってて無敵みたいな人たちでも

歌詞見たら「き・み・がすき」とかなんです

どんな方も、思うことのもとをたどれば原始的なことなのかもしれません

 


METAFIVE - Don’t Move -Studio Live Version-

 

 

【5位】ヨルシカ

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謎の人です

僕もよく分かっていません

 

分かっているのは、ニコニコ動画で絶大なる支持を受けていると言うことです

最近で言えば米津玄師がニコニコ動画出身だそうですね

神のような扱い

 

n-buna(ナブナ)という人が作詞作曲編曲、

suis(スイ)という人がボーカルのユニット

 

この人たちは世界観が好きです

 

アニメには「セカイ系」というジャンルがあります

世界では戦争が起こったりとか大変なことが起こっているのに

「僕と君」の物語が広がっているような話です。

最終兵器彼女とかエヴァンゲリオンがそのジャンルに該当します

 

エヴァだと、世界では使徒が攻めてきて滅亡寸前

でもシンジくんとレイとアスカの個人的な心情が長々と綴られている

そんな耽美な世界観

 

そんなのが好きなんです

どっから切り取ってもきれいで、現実の澱みを忘れさせてくれる

切なーくなるような

 

いつかそんな気持ちにさせられる雰囲気の曲をつくりたい


ヨルシカ - 雲と幽霊 (MUSIC VIDEO)

 

【4位】Special Favorite Music

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2014年結成の東京っぽ~いバンド

 

たぶんこういうの好きなんです。

毎年好きなバンドにこういうの入ってる

Awesome City Clubとか

あこがれなんですね

私はバンドは硬派にやるタイプですが

内心軟派な感じに憧れる

 

もし18歳で上京して夢を追いかけていたら

こういうバンドで、こういう仲間と切磋琢磨とかしちゃって

中で色恋沙汰とかあったりしちゃって

家の事情で東北の実家に帰っちゃうメンバーがいたりしちゃって

CDをツイッターで有名アーティストに褒められて浮き足立ったりしちゃって

下北沢のライブハウスの年上のお姉さんに苦い恋をしちゃったりして

高円寺のトイレ共用風呂なしボロアパートの床抜けちゃったりして

免許取って全国ツアーの機材車の運転手しちゃったりして

ちょっとでかいフェスの小さいステージに立つも機材トラブルでうまく演奏できずに悔しくてやけ酒したりしちゃったりして

 

妄想しすぎた

 

いろんな楽器が入っていて、ポップス!って感じ

生の素朴な音なのが◎

ボーカルも男女どちらもいるので、どんな曲でも対応出来る

私は女性ボーカルのゆるーい雰囲気の都会的なサウンドが好き

誰が聴いても嫌いになる音楽ではないと思う

 

www.youtube.com

 

 【3位】Homecoming

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京都出身キュートな4人組

 

くるり岸田繁twitterで「現役のバンドで一番好き」とおっしゃっておりますので聴いてみた

https://twitter.com/Kishida_Qrl/status/1052725835969380352 

 

 テクニックのあるバンドではないです

現代的と言うよりは、ちょっと前のUKロックという感じ

女性ボーカルにふんわりしたシングル系のギターのバッキング

ペンタから外れないギターリフ

華やか過ぎないドラム

適度なベースライン

 

音は全体的にふんわりしていてみみざわり◎

 

ボーカルは歌がうまい!って感じではないですが

なんかいい

この「なんかいい」は最強です

May.Jという人が居ますが、あの人は歌唱力はすごいと思います

でも「なんかいい」という魅力にはとうてい叶いません

「なんかいい」はリスナー次第なので、いろんな「なんかいい」が増えてほしい

 


Homecomings "LEMON SOUNDS"(Official Music Video)

 

 

【2位】90年代ガンダムソング

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アーティストではくくれませんが、今年これを入れないわけにはいかなかった

 

ガンダムシリーズはZ、SEEDが好きなのですが、今回のはどちらでもなく、

90年代ガンダムを彩った主題歌挿入歌のお話

作品名でいうとガンダムW、08MS小隊、ガンダムXです

 

実際には保育所~小学校低学年だったので見ていないです

でもなーんとなく薄ぼんやりと聴いた記憶のある楽曲たち

聴いたことなくても90年代サウンドが懐かしい気持ちを思い出させてくれる

 

一番好きな曲は08小隊の「嵐の中で輝いて


嵐の中で輝いて ~機動戦士ガンダム第08MS小隊op~

 

この話はガンダムの外伝的な話で、一般の小隊に属する青年の戦いや青春を描いたもの

嵐=戦争の中でも輝いてという曲

これは日常生活にもあてはまります

社会人生活は嵐の中と言っても過言ではない

毎日忙しくて、トラブルも理不尽もあって

そんな中でもやりがいを見いだして、成果を出していかないといけない

そんな毎日の朝に聴くと元気が出る

あと走る時にも最適

 

ガンダムWシリーズ、ガンダムXシリーズは90年代シンセサウンドにうっとりしてしまいます

高揚感の上げ方うま杉内

ちなみに歌っているTwo-Mixというのは名探偵コナンの声で有名な高山みなみがボーカル

当初は高山みなみであることを隠してデビューしたそうです

確かによく聴くとコナン風味

切なくっていい具合の90年代!


White Reflection Full Song

 

 

 【1位】きのこ帝国

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あれ

 

なんか既視感と思ったら2016年も1位にしておりました

もう殿堂入りなんで来年からは出られなくします

 

というほど今年出したアルバムがよかった

今年一番聴いたアルバムは間違いなくこのバンドの「タイム・ラプス」

 

好きなとこは沢山あります

 

 ミックスをしているエンジニアが好きなのかもしれない

特にドラムの音

スネアがばん

バスドラがどん

ハイハットがちっち

タムがぼこぼこ

ぜんっぶが立ってきこえる

ベースもバスドラを邪魔せず

リードギターとバッキングギターも干渉し合わない

ボーカルとコーラスのバランスも絶妙

耳心地がよいのです

 

アレンジはそんなに特段変わったバンドではありません

歌の力でのし上がってきたバンドやと思います

 

彼女らの曲はシューゲイザーっぽいノイズが乗った音楽もあれば

CMや映画の主題歌で使えそうなバラードまで幅広い

でも中心には必ず歌があって、歌詞の世界観がある

 

ボーカルの佐藤千亜妃の力は計り知れない

メロディセンスはもちろんのこと、

世界観の構築というか、自分の考えていることをうまく音楽でアウトプットできているのでは

 

今ご入力で「嘔吐プット」と打ってしまったけど、字面としてはそこに近いかな

自分の思いを嘔吐するような

 

この社会のなかで自分の気持ちを上手にはき出せるひとはどのくらいいて、

上手にはき出せずに苦しんでいる人はどのくらい居るんでしょう

 

正直佐藤千亜妃が本当に自分の気持ちを「嘔吐プット」しているかは分かりません

でもリスナーからするとそういうのを感じさせてくれる

 

「タイム・ラプス」はyoutubeから知りまして


きのこ帝国-金木犀の夜

 

この世界観とても好き

あの頃の ふたりは

時が経っても 消えやしないよね

いつか他の誰かを

好きになったとしても 忘れないで

 

 あの頃の ふたりは

怖いものなんて なにもなかったね

いつか他の誰かを

好きになったとしても 忘れないよ

 

なんか失ってしまった曲でしょうか

うーんなんかいい

 


きのこ帝国 – 夢みる頃を過ぎても

 

明け方の街ではいつも

あなたのことを 考えています

夢見る頃を過ぎても

幾度となく戯けて見せて

 

変わりゆく街並みをそっと

あの頃の夜に 塗り替えてみても

変わらないものなどないと

気づいてしまった

気づきたくなかった

明日に落ちてく 大人になってく

夢から覚めて

 

都会の街で傷ついた女性の歌

 

恋愛物の曲はあまり好きではありません

「君と僕」の話で、自分の介入する余地がないからです

 

「君と僕」の構図は変わりないですが、自分を重ねる余白のある歌詞やと思います

自分の境遇とは違っても、その物語に入らせてもらえるような

そんな余白

とても好きなので来年以降は殿堂入りです

ライブ行きたい